Stable DiffusionのOutpaintは、元の画像の外に新たな内容を描き足し、元の画像を自然に拡張することができます。たとえば、写真や絵画の一部を切り取った状態で、その切り取られた部分の周囲を自動的に補完し、まるで最初から存在していたかのように見せることができます。
本記事では、ComfyUIを使用してStableDiffusionでOutpaintを行う具体的な手順を解説します。
作業の流れ
1. ComfyUIの導入
こちらの記事を参照ください。
2. ワークフローの作成
デフォルトのワークフローをロードし、下の画像のように黄色いノードを追加してつなげてください。
3. 画像のサイズ、形を決める
Upscale Image
ノードとPad Image for Outpainting
ノードでパラメーターをいじって生成する画像のサイズを決めます。
4. 生成する
Outpaintする部分に何を生成したいかをpromptに書いて生成します。
拡張した部分との境界がわかりやすく出てしまう場合はFeatheringの値を大きくするか、もしくはcfgを小さくしてみてください。
※Featheringは拡張部分と元の画像の境界をどれくらいぼやかすかのパラメーターです。
生成結果
少し画質は悪くなったような気がしますがそれっぽくOutpaintできました。
最後に
使ってみましたが、もともとある部分の画質が悪くなってしまうのが欠点ですね。
画像生成に関連する他のテクニックを試したい方は下記のリンク集をぜひご活用ください。