Otama's Playground

AIで遊んだ結果などをつらつら載せていきます。

ChatGPTを使ったファンダメンタルズ分析の手順

前にテクニカル分析やってみたので,今回はファンダメンタルズ分析の方やります。

ファンダメンタルズ分析とは

またしても何も知らないおたまさんなので,例にもれずChatGPTさんに教えてもらいます。まとめた貰った結果を貼っておきますが,嘘情報もあるかもしれないことをご理解ください。

ファンダメンタルズ分析の概要

ファンダメンタルズ分析とは、株式やその他の金融商品を評価するための方法の一つです。基本的な考え方は、その企業の「基本的な要素」(ファンダメンタルズ)を調査し、それに基づいてその企業がどれくらい価値があるかを判断することです。

簡単に言うと、ファンダメンタルズ分析はその企業の健康状態を調べる健康診断のようなものです。健康診断では血圧や心拍数などの基本的な指標を測りますが、ファンダメンタルズ分析では企業の財務状況や業績などの基本的な指標を調べます。

ファンダメンタルズ分析の主な要素

下記の要素を総合的に評価することで、その企業が投資に値するかどうかを判断します。ファンダメンタルズ分析は長期的な投資判断に役立ちます。企業の本質的な価値を理解することで、株価が一時的に下がったとしても、その企業が本当に価値があると信じられるなら、安心して投資を続けることができます。

財務諸表:

損益計算書: 企業がどれだけ利益を上げているか、収益と費用のバランスを見ます。これは家庭の収支表のようなもので、収入と支出がどれくらいかを示しています。

貸借対照表: 企業が持っている資産と負っている負債を示します。これは個人の資産と借金の一覧表のようなもので、家や車、銀行預金(資産)とローンや借金(負債)を見比べます。

キャッシュフロー計算書: 企業がどれだけ現金を生み出しているか、現金の流れを示します。これは家庭の現金出納帳のようなもので、現金がどれだけ入ってきて、どれだけ出て行っているかを記録します。

企業の業績:

売上高: 企業が製品やサービスを売って得た総収入です。これはお店が1ヶ月にどれだけの売り上げを上げたかを示すようなものです。

利益率: 企業が売上からどれだけの利益を得ているかを示します。これは、売り上げから必要経費を引いた後にどれだけの利益が残るかを計算するものです。

市場環境:

経済指標: GDP(国内総生産)や失業率、金利などのデータです。これらは経済全体の健康状態を示すもので、企業の業績にも影響を与えます。これは、天気予報が日々の活動に影響を与えるようなものです。 競合他社の状況: 同じ業界の他の企業がどのような状況にあるかを調べます。これは、隣のお店がどれだけ繁盛しているかを見るようなものです。

企業の経営陣:

経営者の能力や信頼性: 経営陣がどれだけ有能で信頼できるかを評価します。これは、船長がどれだけ経験豊富で信頼できるかを調べるようなものです。

定量評価で使用される指標

指標の名前 概要 何を評価しているか 使用される場合 評価方法
株価収益率 (PER) 株価と1株当たり利益(EPS)の比率 株価の適正価値 株価が利益に対して高いか低いかを判断するため。 一般的にPERが低いほど割安。業種ごとに適正値は異なるが、10-20が一般的な範囲。
株価純資産倍率 (PBR) 株価と1株当たり純資産(BPS)の比率 株価の適正価値 株価が企業の純資産に対して高いか低いかを判断するため。 PBRが1未満は割安。1以上でも成長性が高い企業は高くても許容範囲。
自己資本利益率 (ROE) 自己資本に対する当期純利益の比率 株主資本の効率性と収益性 企業の株主資本に対する収益性を評価するため。 一般的にROEが高いほど効率的。15%以上が望ましい。
総資産利益率 (ROA) 総資産に対する当期純利益の比率 総資産の効率性と収益性 企業の総資産に対する収益性を評価するため。 一般的にROAが高いほど効率的。5%以上が望ましい。
利益率 売上高に対する利益の割合 企業の収益性 企業の収益性を多角的に評価するため。 業界や企業規模によるが、高いほど収益性が高い。
流動比率 流動資産が流動負債をどれだけカバーできるかの比率 短期的な支払い能力 企業の短期的な支払い能力を評価するため。 一般的に100%以上が望ましい。200%以上なら健全。
固定比率 固定資産が自己資本でどれだけ賄われているかの比率 長期的な財務の健全性 企業の長期的な財務の健全性を評価するため。 一般的に100%以下が望ましい。
負債比率 自己資本に対する負債の割合 財務リスク 企業の財務リスクを評価するため。 一般的に100%以下が望ましい。
一株当たり利益 (EPS) 1株当たりの当期純利益 株主の収益性 株主の収益性を評価するため。 高いほど収益性が高い。過去のEPSと比較して成長しているかも重要。
一株当たり純資産 (BPS) 1株当たりの純資産 株価の適正価値 株価が企業の純資産に対して適正かどうかを評価するため。 高いほど資産価値が高い。PBRと併用して評価。
配当利回り 株価に対する配当の割合 投資に対するリターン 株主の投資に対するリターンを評価するため。 一般的に2-4%が適正範囲。高いほどリターンが大きい。

定性評価で使用される指標

指標の名前 概要 何を評価しているか 使用される場合 評価方法
経営陣の質 経営陣の経験、能力、信頼性を評価 経営の質と企業の将来性 経営の質を判断するため。 経営陣の過去の実績、リーダーシップ、企業文化の評価など。
市場環境 業界の成長性、競争状況、規制環境などを評価 業界の魅力度と企業の競争力 業界の魅力度と競争力を判断するため。 業界の成長率、競争状況、規制環境の分析。
ブランド価値 企業のブランド力と市場での認知度を評価 ブランド力と競争優位性 企業の競争優位性を判断するため。 ブランドの認知度、信頼性、顧客満足度の評価。
イノベーション力 企業の技術革新能力や研究開発活動を評価 技術革新力と将来の成長可能性 技術革新力を判断するため。 研究開発費、特許数、新製品の導入実績などの評価。
サステナビリティ 企業の環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みを評価 ESGの取り組みと企業の持続可能性 企業の持続可能性を判断するため。 環境対策、社会貢献活動、ガバナンスの質の評価。
顧客満足度 顧客の満足度やリピート率を評価 顧客満足度と顧客ロイヤルティ 企業の顧客満足度を判断するため。 顧客アンケート、リピート率、口コミの評価。
従業員満足度 従業員の満足度や定着率を評価 従業員の満足度と企業の内部環境 企業の内部環境を判断するため。 従業員アンケート、離職率、福利厚生の評価。
企業文化 企業の文化や価値観を評価 企業文化と従業員のモチベーション 企業の文化を理解し、従業員のモチベーションを判断するため。 企業のビジョン、ミッション、価値観の評価。
ステークホルダーとの関係 取引先、投資家、地域社会などとの関係性を評価 ステークホルダーとの信頼関係 ステークホルダーとの関係性を判断するため。 取引先や投資家の評価、地域社会への貢献度の評価。

実際に企業に対して分析をしてもらう

定量評価の方に絞って分析してもらうこととします。定性評価はわりと主観的な要素がでかいのでChatGPTにゃ荷が重そう。

まずは丸投げでどんなもんが出てくるのか見てみます。

プロンプト

NTTについてファンダメンタルズ分析をしてください。データは2024年の最新決算などから財務諸表などをWeb経由で取得して、どこのデータを使用したか、分析結果に明記してください。

評価は以下の指標それぞれについてお願いします。

  • 株価収益率 (PER)
  • 株価純資産倍率 (PBR)
  • 自己資本利益率 (ROE)
  • 総資産利益率 (ROA)
  • 利益率
  • 流動比率
  • 固定比率
  • 負債比率
  • 一株当たり利益 (EPS)
  • 一株当たり純資産 (BPS)
  • 配当利回り

評価した結果は指標、途中計算、計算した値、A(とても良い), B(良い), C(普通), D(悪い), F(とても悪い)の5段階で評価した結果とそう評価した理由をカラムとした表にしてください。

最後に全体の評価結果をA, B, C, D, Fの5段階で示し、その理由も教えてください

結果(少しやり取りして微調整してます)

以下は、2024年3月期のNTT(日本電信電話株式会社)の最新財務データに基づくファンダメンタルズ分析です。データはNTTのIRサイトおよびNTTデータグループの財務結果資料から取得しました。

財務指標と評価

指標 計算式 (途中計算) 評価 評価の理由
株価収益率 (PER) 株価 ¥1,875 / 一株当たり利益 (EPS) ¥150 12.5 B 適正な評価範囲内。利益に対する株価の適正さを示す。
株価純資産倍率 (PBR) 株価 ¥1,875 / 一株当たり純資産 (BPS) ¥1,200 1.8 B 株価が純資産に対してプレミアムを持って取引されている。
自己資本利益率 (ROE) 純利益 ¥1,350,000百万円 / 自己資本 ¥9,500,000百万円 × 100 14.2% A 高いROEは効率的な自己資本の利用を示す。
総資産利益率 (ROA) 純利益 ¥1,350,000百万円 / 総資産 ¥18,000,000百万円 × 100 7.5% B 総資産の収益性が良好。
利益率 純利益 ¥1,350,000百万円 / 売上高 ¥11,250,000百万円 × 100 12% B 利益率は良好で、全経費を控除後の収益性が高い。
流動比率 流動資産 ¥3,000,000百万円 / 流動負債 ¥2,000,000百万円 1.5 B 短期的な財務健全性が確保されている。
固定比率 固定資産 ¥6,175,000百万円 / 自己資本 ¥9,500,000百万円 65% C 固定資産比率が高く、柔軟性に欠けるが、通信業界では一般的。
負債比率 負債 ¥5,700,000百万円 / 自己資本 ¥9,500,000百万円 0.6 B 負債管理が適切。
一株当たり利益 (EPS) 純利益 ¥1,350,000百万円 / 発行済株式数 900,000千株 ¥150 B 安定したEPSは一貫した収益性を示す。
一株当たり純資産 (BPS) 純資産 ¥10,800,000百万円 / 発行済株式数 900,000千株 ¥1,200 B 会社の純資産価値を反映。
配当利回り 配当金 ¥60 / 株価 ¥1,875 × 100 3.2% B 魅力的な配当利回りで、株主への収益が高い。

全体評価: B (良い)

NTTは多くの指標で堅調な財務パフォーマンスを示しています。特に自己資本利益率(ROE)と総資産利益率(ROA)が高く、効率的な管理と収益性を示しています。流動比率と負債比率も健全で、短期および長期的な財務の安定性が確認されます。株価の評価指標(PERとPBR)は市場で適正に評価されていることを示し、配当利回りも高く、株主に対する収益が高い点が評価されます。固定比率が高い点はやや懸念されますが、通信業界特有の資本集約的な性質によるものであり、全体的には健全な財務状況を維持しています。

データソース

NTTグループ2024年3月期決算報告​ (NTT Telecom)​​ (NTT Telecom)​​ (NTT Telecom)​​ (NTT Data)​​ (NTT Telecom)​.

おおお割といい感じでは?

と思いました。が、ソースに一個NTT Dataが混じっておるのが少し怖い。違う会社のデータも引っ張ってきて参照しまってるかもしれないので、やはりソースは自分でダウンロードしてきて渡す方が確実な気がします。

おまけ:定性評価もやってみた

プロンプト

NTTについてファンダメンタルズ分析をしてください。データは2024年のデータをWeb経由で取得して、どこのデータを使用したか、分析結果に明記してください。

評価は以下の指標それぞれについてお願いします。

  • 経営陣の質
  • 市場環境
  • ブランド価値
  • イノベーション力
  • サステナビリティ
  • 顧客満足度
  • 従業員満足度
  • 企業文化
  • ステークホルダーとの関係

評価した結果は指標、傾向、A(とても良い), B(良い), C(普通), D(悪い), F(とても悪い)の5段階で評価した結果とそう評価した理由をカラムとした表にしてください。

最後に全体の評価結果をA, B, C, D, Fの5段階で示し、その理由も教えてください

結果

以下は、2024年のデータに基づくNTT(日本電信電話株式会社)のファンダメンタルズ分析です。データはNTTのIRサイトおよびNTTデータグループの財務結果資料から取得しました。

財務指標と評価

指標 傾向 評価 評価の理由
経営陣の質 安定 B 新たな経営陣が発表され、持続的な成長を目指す体制が整っている​ (NTT Telecom)​。
市場環境 良好 B デジタル化の進展や5G導入により、成長の機会が多い​ (NTT Data)​​ (NTT DATA Biz Solutions NA)​。
ブランド価値 高い A 長年の信頼と実績により、強固なブランド価値を維持​ (NTT Telecom)​​ (NTT DATA Biz Solutions NA)​。
イノベーション力 強い A AIや先端技術への投資と実績が顕著​ (Inside HPC)​​ (NTT DATA Biz Solutions NA)​。
サステナビリティ 高い A 環境に配慮した技術革新と持続可能な経営方針を実施​ (NTT Telecom)​​ (Inside HPC)​。
顧客満足度 高い A 高い品質のサービスとサポートで顧客満足度が高い​ (NTT Data)​。
従業員満足度 良好 B 働きやすい環境とキャリア開発に注力している​ (NTT DATA Biz Solutions NA)​。
企業文化 強固 B 多様性と包摂を重視し、健全な企業文化を維持​ (NTT Telecom)​。
ステークホルダーとの関係 良好 A ステークホルダーとの強固な関係を維持し、透明性の高い経営を実施​ (NTT Data)​​ (NTT DATA Biz Solutions NA)​。

全体評価: A (とても良い)

全体評価の理由: NTTは、多くの指標において非常に優れたパフォーマンスを示しています。新たな経営陣の発表により、持続的な成長が期待され、デジタル化や5G導入などの市場環境も良好です。ブランド価値は非常に高く、AIや先端技術への投資も積極的に行われています。サステナビリティへの取り組みや顧客満足度、ステークホルダーとの関係も非常に良好です。一部の指標では評価がBにとどまりますが、全体としては非常に強固な基盤を持ち、将来的な成長が期待できる企業です。

感想

ほとんど公式の情報参照するのでそりゃ良いことしかでてこなくなるよなあって感じですね。 公式を見るなって言っても変わらず公式を参照し始めるので断念しました。そのため定性評価はあまり助けにならなそうです。